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2022年12月9日
お知らせ

飲食店代表ごあいさつ

飲食店代表ごあいさつ

 この度は愛ファームプロジェクトHPをご覧頂き、誠にありがとうございます。こちらのページでは私kitchen俊貴オーナーシェフ 阿井俊貴がこのプロジェクトに賛同しようと思ったきっかけについてお話しさせて頂いております。最後までお読み頂けたら幸いです。

 私は、高校時代のアルバイトも含めれば約28年間飲食に携わって参りました。皆さまのイメージの通り、飲食は厳しく低賃金で周りの仲間は次々に辞めていきました。それでも私はこの仕事の、「食べること」を通じてお客様を笑顔にすることが出来る素晴らしさに取り憑かれ、今まで走り続けて来ました。
 長かった雇われ料理人時代でしたが、多くの学びを得て約3年前にkitchen俊貴をオープン致しました。入れ替わりの激しい飲食業界ですが、恵まれたことに、家族•お客様•スタッフなど沢山の方々に支えられここまで成長することが出来ました。
 今年5月には新栄に移転オープンし、より多くの方々に足を運んで頂けるようになりました。

 光栄なことに、忙しい毎日を過ごさせていた抱いている中で、「美味しい食材を使って美味しい料理を作る」ここに何かもう一匙、何らかのエッセンスを加えて、お客様にもっと強い感動を与えることはできないだろうか…と、考えるようになりました。「食材を料理する」その1歩先を考えるようになったのです。
 そんな時にこのプロジェクトのリーダーとして若林さん近藤さんにお声かけいただきました。障がい者さんたちが作った野菜、自分はこのプロジェクトで初めて頂きました。そして、その農作物のおいしさに驚き、感動しました。

 農業に関しては無知な私ですが、障がい者さんや、その周りのスタッフさんたちが種・苗から愛情たっぷりに一生懸命育てたこの農作物たちを我々料理人が美しく美味しい一皿にすることでより多くの方にその味を知って頂けるのであれば、またそれによって障がい者さんたちの喜びとなるのであれば、料理人としてこんなにやりがいのある素晴らしい仕事はないと思い、このプロジェクトへの賛同を決めさせていただきました。
 料理は舌だけで味わうものではありません。目、鼻、耳、あらゆる感覚で味わうものです。そこにストーリーがあったら…心揺さぶる一皿を作り出す事ができるかもしれない、自分が目指してきた料理に一歩近づくことができた思いでした。

 kitchen俊貴はじめ、愛ふぁーむプロジェクト賛同店では、障がい者さんたちが愛情込めて作られた農作物を使ったお料理を積極的に提供させて頂いております。もし我々の作った一皿に感動して頂けたら、皆様のsnsでも発信して頂けたら非常に嬉しく思います。